本記事の対象読者
- お酒が好きで、月に数回は飲みに行く。
- 家でもプシュッと缶ビールなどを開けたりする。
- 毎日眠い 疲れが取れない
え? いやな予感がする? だいたい話が読めた?
OK、OK、大丈夫。禁酒だなんて、そんなヤボなことは言わない。
改善したい問題点
- 帰宅後にコードを書こうとPCにむかうも、ダラダラ脱線したり、
寝落ちしてしまったりで一向に捗らない - アルコールの利尿効果で、就寝中にトイレのために起きることがある
- 起床時刻のころは尿意を我慢して寝ているような状態
(眠気が勝ってトイレに行くより寝ていたい) - 上質な睡眠とはとても言えない。遅刻ギリギリまで布団の中。朝食などとれるはずもない。
たったひとつの対策、それは……………
日々の習慣を変えようと思ったら、対策の実行しやすさ、継続しやすさが大切。実行するのが大変だったり、面倒くさくて毎日継続することができないようでは、
よい対策とは言えない。
また、充分に低コストでなくてはならない。
それら全てを兼ね備えた、たったひとつのシンプルな答え、それは…………
ひとり酒をやめる。
これだけだ。
拍子抜けだって? そんなの意味が無い? 無茶を言うな?
たしかにそうかもしれない。
とはいえ、以下のメリットランキングを見て、自分ならどうするか?って考えてみるのは
それ自体にけっこう価値はあるんじゃないかと思う。
発表!メリットランキング
どれも魅力的なメリットぞろいだ。10位:自由になるお金が増える。
帰り道にコンビニでお酒とツマミ、余計なものを買うだけで
あっという間に1000円前後の出費だ。
これを月間で足し算してみると1万円を軽く超える。
この習慣がなくなるだけで、自然と、不思議と、手元にお金が残るようになる。
「貯蓄のコツは、増やすことではなく、減らさないこと」が
実感としてわかるようになり、必然的に、ムダ使いをしなくなる。
そしてこれにより、1年で少なくとも12万円以上のお金が貯まる。
(飲み会の頻度は減らしていないのに!)
その結果、 まとまった買い物ができるようになる。
個人的には、ひとり酒をやめたことで、今年の夏頃にはコレ↓に手が届く。
もちろん、技術書代にあてるというのも◎。
9位:人間関係に対して積極的になれる。
お酒を飲むのは誰かと一緒でなければならないので、誰かを誘って飲みに行くようになる。
情報交換や人間関係構築に役立つのはもちろんのこと。
それに何より、
あの子をデートに誘うための、もっともらしい理由のひとつになる。
8位:飲み会の後のムダ飲みをせずに済む。
「飲み会の後のムダ飲み」とは?………
飲み会の帰り道、ちょっと飲み足りないな、もう一杯飲みたいなと思って
コンビニでビールを買って帰るも、
いざ飲んでみると体に染みこんでいかず、結局残してしまうこと。
あるいは、もったいないから無理して飲み干した結果、次の日調子悪い………
というパターンもある。
7位:コーディングへの集中力が明らかに増す。
缶ビールを傍らに置いてキーボードを叩いていた(またはニコニコ動画を眺めていた)
あの日々は脱線と寝落ちが日常茶飯事だった。(人間の屑。はっきり分かんだね)
この対策をとってからというもの、
脳ミソから湧いてくるコードの量と質とスピードが明らかに違う。
湧き出してくるものをエディタに書き留めないともったいないので、
いつの間にかコーディングに没頭している。
6位:時間を有意義なことに使うようになる。
ひとり酒は何も考えもなくとも、なんとなくできてしまう。
なんとなくの行動ゆえ、時間をムダにしているという実感を得にくい。
そこが怖いところ。
それに対し、ひとり酒をやめることで得た時間は、自らの意思で作り出した時間なので、
ムダにしてはもったいないという気持ちが働く。
5位:寝覚めが明らかにスッキリする。30分~1時間ほど早起きしても苦にならない。
時間を大切にする気持ちの芽ばえは、「目覚めのよさ」「朝の強さ」を強烈に後押しする。
もう少し早起きして、朝活してもいいかなと思えるレベル。
子供に朝食をとる姿を見せることができていない親御さんプログラマは、食育の面でもメリットがある。
4位:自分をコントロールする力がつく。
今日はちょっと飲みたいな、いやでもひとり酒はやめとこう、ということを繰り返すうちに、
自分をコントロールできていること、自制できていることの喜びがわかるようになり、
自信がつく。
意志の弱い自分に負け続けていた(無意識的に!)過去との爽やかな決別があり、
前を向いて毎日を過ごせるようになる。
3位:新しいことへのチャレンジ意欲が湧く。
習慣を変えるということを達成し、このメリット群を受けるという成功体験により、
次のチャレンジに意欲的になれる。
自分の意思で自分を変えられる人間になれる。
変化に強いコンピュータの世界において、変化に強いプログラマは、
この先も仕事に困ることはない。
2位:使える時間が増える。 ちょっと信じられないくらい。
寝起きが改善されることと、就寝前の時間が有効に使われるようになることで、
1日あたり1時間の時間を作ることができたとする。(個人的にはもっとだけど)
これが た っ た 1 年 間 積み重なっただけで、
365時間もの時間が生まれることになる。
365時間。
45人日。
2人月強。
2人月。自分のプロダクトを前進させるにはとても力強い数字だ。(*)
この習慣が2年、3年、5年、10年と続いていったらどうなる?
ちょっと考えてみてほしい。
* あなたの仕事上の担当プロジェクト(遅れている)に、
人員追加によってスケジュールを取り戻そうとする事態さえなければ。
1位:お酒が美味しくなる!!
これに尽きる。
ひとり酒をしないことによって、胃腸が万全の状態でお酒と料理にのぞむことができる。
お酒を美味しくいただければ、料理だってもっと美味しくいただける。
2杯め、3杯めのビールだって、新鮮なのどごしで飲み干せる幸せがそこにある。
そんなコンディションで参加する飲み会は、確実にこれまで以上に楽しいものとなる。
ちょっと待った
いいことばかり書いてあるが、本当にそうだろうか?デメリットはないのだろうか?
以下に、ひとり酒をやめることのデメリットを挙げる。
デメリット
な に ひ と つ な い !
勇気か、気まぐれか
あとは、自分の中に次のものがあるかどうかだ。両方もっている必要はない。どちらか一つでいい。
- 自分を変えようとする、ほんの少しの勇気
- ま、たまにはチョットくらいやってみてもいいか、という気まぐれ
どちらか一つさえもっていれば、最も困難な「最初の一歩を踏み出すこと」ができる。
最初の一歩さえ踏み出せれば、
なかば成功したといってもいい。
あとは変わっていく自分、自制心のあるオトナな自分、
継続する喜びを楽しめばいいだけだ。
じゃあ、いつやるか?
いまでしょ。
継続するコツ
人間、ただ「悪い習慣をやめる」ことはけっこう難しい。だけど、やめたい習慣を「他の良い習慣で置き換える」のは、
良い方法であり、効果が高い方法と言われている。
自分の場合は、ビールを炭酸水に置き換えることでひとり酒を卒業できた。
どうしてもビールを飲みたいときは、
まずワンクッションおく感じで、かならず炭酸水を飲んでから、というルールにした。
ほとんどの場合、これでお酒への気持ちは泡のように消えてしまう。フシギ。
(味のない炭酸水だとガブ飲みできてオススメ)
おわりに
いろいろ紹介してきたが、もちろん、この記事には何の強制力もない。
これを読んで、ひとり酒を卒業してもいいし、別に卒業しなくてもいい。
人間、そうそう気まぐれなんかも、おきるもんじゃない。
最後に2つだけ。
- 10のランキングの内容は、すべて事実だ。
- もしあなたがひとり酒をやめようと思ったなら、それはこの記事の影響などではなく、
あなた自身の意志の力ということだ。
ましてや習慣化に成功したなら、
それはまぎれもなく、あなた自身の強さを証明している。