eclipse「すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。」
プログラマ「は?」
なんの話?
eclipseのフォント設定画面には、フォントを確認するための例文が表示されている。
日本語化eclipseの場合、この例文として表示されるのが、
すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。
という謎の文章だ。
なぜ、このような意味不明、、、とまでは言わないものの、
フシギな文章が表示されるのだろうか?
そこには、レッキとした理由がある。
この例文に隠された秘密とは?
すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。
これは、日本語訳だ。元の英語ではこのように書かれている。
the quick brown fox jumps over the lazy dog.
この短い英文は、あるルールのもとに書かれている。 それは………
アルファベットの a〜zの26文字全てを含んでいる!
このような文章のことを、パングラムという。
パングラム - Wikipedia
パングラム (pangram) は、アルファベットを使用する言葉遊びである。
ギリシア語で「すべての文字」という意味がある通り、すべての文字(26個のアルファベット)を使い文章を作るのが目的である。
なぜ、この文章が使われているのか?
もう、説明不要だろう。この文章が使われている理由は、
フォントの確認に都合がいいから。
選択したフォントのaからzまでの文字全ての表示を確認することができる文章だからこそ、
フォント設定画面に例文として登場してくるのだ。
しかし、、、
すみずみまで日本語化されていてスゴイとは思うが、この例文を訳してしまったゆえに
設定画面の意図が失われてしまっているのがアレな感じ。
ともあれ、些細なことであっても、
理由がハッキリして違和感が解消されるのは気分がいい。