2014-06-28

eclipse「すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。」 ナゾの例文には隠された秘密があった!

eclipse「すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。」 

 プログラマ「は?」


なんの話?


eclipseのフォント設定画面には、フォントを確認するための例文が表示されている。
日本語化eclipseの場合、この例文として表示されるのが、

すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。

という謎の文章だ。
なぜ、このような意味不明、、、とまでは言わないものの、
フシギな文章が表示されるのだろうか?

そこには、レッキとした理由がある。



この例文に隠された秘密とは?


すばしっこい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す。

これは、日本語訳だ。元の英語ではこのように書かれている

the quick brown fox jumps over the lazy dog.

この短い英文は、あるルールのもとに書かれている。 それは………

アルファベットの a〜zの26文字全てを含んでいる!
このような文章のことを、パングラムという。



パングラム - Wikipedia

パングラム (pangram) は、アルファベットを使用する言葉遊びである。

ギリシア語で「すべての文字」という意味がある通り、すべての文字(26個のアルファベット)を使い文章を作るのが目的である。


なぜ、この文章が使われているのか?

もう、説明不要だろう。
この文章が使われている理由は、

フォントの確認に都合がいいから。

選択したフォントのaからzまでの文字全ての表示を確認することができる文章だからこそ、
フォント設定画面に例文として登場してくるのだ。
しかし、、、
すみずみまで日本語化されていてスゴイとは思うが、この例文を訳してしまったゆえに
設定画面の意図が失われてしまっているのがアレな感じ。

ともあれ、些細なことであっても、
理由がハッキリして違和感が解消されるのは気分がいい。